先日新潟市のコインランドリーの看板に見とれました。COIN LAUNDRYというスペリングは正しく、全部大文字でバーンと目に飛び込んできました。Coin laundry? コインを洗う?その瞬間私の頭の中に、5円玉や10円玉などなど人の手を経て汚れたコインを洗面器かバケツに入れて水洗いしているイメージが浮かびました。
コインランドリーは和製英語です。英語圏には様々な人が様々な英語を話しますから、Coin laundryと言っても通じるかもしれませんが、正しくはlaundromat [ローンドュロマト] です。和製英語は日本人の脳に染み付いているので、この店のオーナーはコインランドリーは英語だと思い、姿勢を正して正確なスペリングで看板を製作なさったのでしょう。たぶん。
私にとって英語はどこまでも外国語ですから、テキストの著者としては、自分が使う英語、テキストに入れる英語が、正しいかどうかを常に精査しています。現在少しずつ進めている某英国出版社の仕事でも、編集者とのメールのやり取り、提出するデータの英語は何度も何度も見直します。頭が英語モードになっていると自然に出てくる英語はたいてい正しいのですが、思いこみの和製英語ではないか一旦疑って調べることもあります。
どんな単語を使うかで、その人の意識が試される社会になってきました。今書いているストーリーで、適齢期の娘にお婿さんを探そうとする親が登場します。「I want my daughter to marry the strongest man in the world.」(世界で一番強い男性と結婚させたい)がたたき台ですが、strongを使うとweakを否定することになりますから、powerfulに変え、manと特定しないでpersonにしようか、など悩ましい。
「マイナカード」という名称も、和製英語の略式ですから、英語で話す際はIdentification Cardかしら、と調べてみました。Social Security and Tax Number Cardというのが包括的で良いようです。私もひーさんもマイナカードを作っていません。最後まで抵抗するつもりです。一時期、マイナカードを作るとポイントを進呈しますと政府がキャンペーンを打ち、たくさんの人がカードを作りました。そのニュースを見ると、私はKinki Kidsの「硝子の少年時代」の歌詞を思い出すのでした。
「そんな小さな石で未来ごと売り渡す君が哀しい」
節子先生、おはようございます。
心強いお仲間がいましたね。わたしもマイナカード作っていません。
ポイント進呈って、その原資は何なの? と思うと脱力してしまいます。
わたしも最後まで頑張ります。
しょうこ2号さま、コメントをありがとうございます。
最後まで頑張る同志ですね。心強いです。総合対策本部ナンチャラを立ち上げましたけれど、まずは一旦止めてもらいたいです。最近はニュースを見るのが怖くて困ります。
私もマイナンバーカード作っておりませんᕦ(ò_óˇ)ᕤ税金でポイント贈呈なんて初めから信用していません。早く廃止して欲しいです。
えの字〜!
エイエイオー!
せの字
laundromat [ローンドュロマト] 、初めて知りました!
昨年から、自身の英語力アップのために英検を受けています。
(その単語帳にもこの単語は出ていませんでした。)
Caht GPTに聞いたら、laundryとautomatのを組み合わせた造語とのこと。
ちなみに、automat(自動販売機)も初めて知りました^^;
外国語の勉強は果てしないです、でも楽しいです。
クニさま、コメントをありがとうございます。
新しいモノや事象が生じると、それを表す新しい言葉が必要になるのですよね。今までコインランドリーという言葉には全然抵抗が無かったのですが、堂々と英語表記されているのを見て、英語脳が反応してしまいました。(^ ^)
最近、英語脳が錆びついてきて心配です。私も勉強がんばります。