ウクライナの子どもたちのオンライン授業87回目を振り返ります。
Title: Music, Movement and Story
Date: January 16th, 2024, 10:00 Kyiv Time
Description: We will read “SNOW” We’ll talk about what we can do with snow. Then we will learn weather words.
1月16日 Snow
1. Greetings
2. Good morning song. Date.
3. Song: Two Little Blackbirds.
4. Weather Song (sing and move)
The sun is shining. I love the sun. Me, too.
It’s raining today. I love the rain. Not me.
It’s snowing today. I love the snow. It’s cold.
5. Read aloud: Weather
6. Read : SNOW
7. Phonics: weather words: snow, rain, wind, cloud, sunshine, hail, storm, fog, rainbow, temperature
8. Good bye song
1月の第3週なので、学校が始まっています。週日の午前中にオンライン授業に参加する子どもの数が減少し、今日は10人前後でした。「前後」というのは、遅れて入室する子どももいれば、途中で退室する子どももいるので、数に変動があるのです。オフライン授業、または何らかのオンライン授業を受けている合間に、NGOのオンライン授業に入ってくる子どももいるようです。お母さんと幼い子どもの参加もあります。初めて会う子どもがいたので、名前を確認し、年齢を聞くとウィンドウには映っていないけれど付き添っているお母さんに助けられてSixと答えました。
オンラインでウクライナの子どもたちに会うと、能登半島地震で被災し避難所にいる学齢期の子どもたちはどうしているのだろうと思います。
Two Little Blackbirdsの動作をつけた歌に自分の名前が入ると大喜びする子どもは可愛い。そして、The Sun Is Shiningを動作をつけて歌うと、すぐに覚えて一緒に歌いました。Me, too!などの合いの手を彩子先生に歌ってもらいました。先生二人協力体勢は強力で効果大です。
絵本Weatherは、When it is sunny, you can play outside.のような平易な英語なので、子どもの音読の機会にしました。画面共有を開始してすぐに不具合が起こり、私の画面ではページをめくっているのに、子どもたちに見えるのは最初のページのままでした。何度かやり直したのですが、ダメでした。彩子先生がすぐにアドバイスをしてくださり、プレゼンテーションを動かすのではなく編集のPDFの状態で見せると画面共有できました。
IT サポートのJunpeiさんが不具合の原因を調べてくださっています。zoomは、本番で不具合が起きて初めて不具合がわかるので、焦りますが、今回の彩子先生の助け舟をよく覚えておこうと思います。
コルデコット賞受賞作のSNOWは素晴らしい絵本ですが、作者の意図なのでしょう、”Snow!” said boy with dog. というふうに、本文中に全く冠詞が使われていません。子どもたちにこの英語を音読させるのはためらわれたので、英語の練習のためには絵本Weatherを扱い、絵本SNOWはSit back and enjoy!と言って「読み聞かせ」にしました。
フォニックスのweather wordsは、なかなか難しい単語が含まれていて、彩子先生は辞書のdefinitionを参考に、子どもたちにわかるようにゆっくり平易にヒントを出しました。
授業の終盤でモデレーターさんが「ちょっとinterruptします」と言って子どもたちにウクライナ語で話しかけました。Air Alertが出たことを知らせたのだそうです。「授業をやめますか?」と聞くと、「飛行機が飛んだだけなので大丈夫続けてください」とのことでした。戦時下であることを実感しました。
授業中にAir Alert…、もうすぐ戦争勃発から丸2年。早く終結して欲しい、ひたすらそれだけです。
絵本SNOWは絵に見とれているだけで、冠詞がないことに気付きもしませんでした! 英語の先生にとっては困りものですね。最初のページはThe skies areで始まり、最後のページはsaid the boyで終わるのですから、途中のページに冠詞がないのは、なにか意図的なものなのでしょうが、絵本の英語はなかなか手ごわいですね。
しょうこ2号さま、コメントをありがとうございます。
戦況が悪い時は、中学校で授業をしている最中にair alertが出たことがありました。担任の先生がカメラの前にきて「We have to run!」と言い、最前列の生徒がささっと慣れた手つきで荷物をまとめてカメラの前にきて「Sorry! Bye-bye!」と言いました。その慣れた感じが、強く記憶に残っています。
SNOWの英語については、本当に悩みました。子どもたちは絵本を見せると手を上げて「I want to read this page.」と言うのです。冠詞を省いてあるのは意図的だと思います。実際「読み聞かせ」をしてみると、冠詞が無くても英語のリズムは素晴らしいのです。
子どもに読ませてもよかったかなぁ、とも思いますが、絵本の素晴らしい絵を楽しんでくれたようなので、それでよしとしようと思います。詳しくフォローしてくださってありがとうございます。節子