古稀日記 2024年2月29日 【leap year】

今日は2月29日。スーパーのチラシに「今日は4年に1度のニンニクの日」とニンニクとニンニク製品の特売情報が載っていました。おもしろい。ひーさんの車は今朝スタート時に「今日はうるう日です。」と言ったそうです。この車は毎日何か言うのですが、過去の大ヒットは「今日は玉の輿の日です」でした。何月何日だったか記録すべきでした。

2月は寒波も来ましたが、おおむねマイルドな冬で、道に雪があったのは数日でした。「2月にこんなに暖かいと、先が怖いね。夏は酷暑かしら。」といろんな人が言っていました。暖かい冬と言っても、5℃を下回るとこたえます。前日の記憶のまま、重ね着するのを忘れると、いつのまにか体が冷えていて、具合が悪くなることがあり、寒暖差疲労というのはこのことかと思い当たりました。

2月は久しぶりに歌舞伎座に行きました。十八代勘三郎の追悼公演で、勘九郎、七之助だけでなく、鶴松も大きい役を演じ、勘太郎が猿若で主役、長三郎が子獅子を踊りました。ひーさんと二人で桟敷席で見物しました。コロナが5類になったとはいえ、まだ感染は続いているし、様々なウィルスが飛び交っているので、スペースのある桟敷にしたのです。し、か、し、ずっと同じ方向を斜めに見るので首が痛くなるし、通常の座席と違って座布団と背もたれなので、お尻が痛くなります。歌舞伎見物は体力勝負ですわ。

西側桟敷席からの眺めです。中村屋の定式幕(白・柿色・黒)から通常の幕に入れ替わるところです。

イ・ソンギュン出演のドラマの録画も見ることができません。素晴らしい俳優だったのに逝ってしまった。私はイ・ソンギュンの声が好きで、彼が「가」(行きなさいと言う意味で [ka]と発音する)という時の柔らかい子音を何度聞いても飽きないくらい魅了されてきました。「私のおじさん」(ナエアジョッシ)と「検事内伝」(コムサネージョン)を心穏やかに再度見る時は来るのでしょうか?

24日(土)は、津田のクラス会をオンラインで開催しました。昨年から幹事をしていて、zoomのリンクを設定し、同級生に送り、当日はモデレーターをしました。72歳+αのシニア女性がzoonミーティングをするって、ちょっとぶっ飛んでい流でしょう。近況を報告しあって楽しい時間を過ごしました。みんな体調に気遣いつつ、仕事と趣味を続けているので、大きな刺激と励みになりました。

2月24日は、ロシアがウクライナに侵攻して2年になる日でした。最近ウクライナについての報道が減少していましたが、この節目には様々なドキュメンタリーが放送されました。その中で、爆撃を受けたウクライナ兵士が大腿部を何かの布で巻いて結び(応急の止血)味方のタンカーに必死でたどり着く上空からの映像がありました。この兵士は命は助かりましたが両足切断になり、この映像の続きは車椅子でのインタビューでした。これより先を見ることはできませんでした。それ以降、爆撃の様子が繰り返し脳裏に浮かびます。外国人の私でさえこんなに苦しいのですから、戦時下のウクライナの人たちはどんなに苦しいことでしょう。ガザの人たちは飢餓寸前の状態だそうです。戦争をやめる方法はないのでしょうか。

コメント (4)
  1. Yukiko Ono より:

    節子先生

    ウクライナの戦況を想像しても想像しても現実感がなく、そんな自分が嫌にさえなります。いっそのことウクライナの人達は、日本を始め安全な国に移住したらどうなのでしょうか。働き手の足りない日本にとっても、すごく有難い気がするのですが、現実はそう簡単ではないのでしょうね。日本に来ても、母国へ帰ってしまう人もいるらしいです。本当に、この戦争が一日でも早く終わることを願わずにはいられません。

    ずっと前の話ですが、小学校の男子生徒が日本舞踊を習っていて、歌舞伎に子役で出たことがあります。その際に、私も博多座まで歌舞伎を見に行きましたが、2階だったか3階だったか、かなり後ろの方でした。前の席だと迫力満点だろうな、と思いつつ見ていたことを思い出します。その子は、松平健の舞台にも出演して、それも見に行きました。マツケンサンバ、派手でした(笑)

  2. 外山節子 より:

    ゆきこっち〜!コメントをありがとうございます。

    NHKでディレクターとして働くカテリーナさんが「戦争は、自分の国がなくなってしまうかもしれないということ」と言われて、その通りだと納得しました。

    博多座は素晴らしい劇場ですね。猿之助さんの公演を見に何度も行きました。またいつか行きたいです。節子

  3. よりたん より:

    私もNHKでお仕事をされているカテリーナさんの番組を見ました。戦争が始まった時、2年間も続くとは思ってもいませんでした。一日も早く平和が戻ってくることを願っています。今日(3月1日)は能登半島地震から丸2か月目、被災地の方々の大変な状況を見ると平和な日常を送っているのが申し訳なく思えます。自分にできることを少しでもしたいと思います。

  4. 外山節子 より:

    よりたん、コメントをありがとうございます。カテリーナさんの番組は侵攻が始まってから何回かありましたよね。リアルタイムで報道してくださって貴重だと思います。能登では、1万世帯以上がいまだに水が無いので、水もお湯もじゃぶじゃぶ使うたびに後ろめたく思います。節子

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