ウクライナの子どもたちのオンライン授業102回目を振り返ります
Title: Music, Movement and Story
Date:May 14th , 2024, 10:00 Kyiv Time
Description: We will read “Today Is Monday.”
zoomが繋がり、「元気ですか?」と日本語で問うと、数人が「ゲンキデス」と日本語で答えました。感激!時間差で入退室があるので人数が特定できないのですが、コンスタントに10人+という少人数でした。いつでもミュートを外して発言して良いですよ、と告げました。
2024年5月14日 Today Is Monday
1. Greetings
2. Good morning song. Date.
好きなぬいぐるみを持って歌うのですが、本物の猫を抱いて歌っている子どもがいたので、Show us your cat.と言うと喜んで見せてくれました。立派な黒猫でした。今日読む本と同じですね、と表紙を見せました。
3. Song: Two Little Blackbirds.
1つのウィンドウに姉妹がいたので、その二人の名前に替えて歌うと喜んでいました。
4. Pat-a-Cake: Seven Days song
今日のレッスンは曜日がテーマです、と告げました。先週も行ったので、すぐに動作をつけて歌いました。
5. Read & Sing: Today Is Monday
ページをめくり、動物の名前を問います。子どもたちは食べ物の単語をすぐに言います。彩子先生はroast beefが大好きです、と教えると喜んでいました。本文を読んで、And the song goes…と歌いました。それぞれの食べ物を食べる動作をしながら歌いました。私は絵本を持っているので両手を使えませんが、彩子先生が動作をmodelしてくださり、子どもたちの参加を促しました。先生二人体制は協力・強力です。
6. Make a new song: Monday Macaroni, etc.
-好きな食べ物を問い、a new songを作る。
-次に、MondayはMmで始まる食べ物にするなど、phonemic awarenessを養う活動にする。子どもが好きな食べ物があれば、優先する。
子どもが好きな食べ物を言うので、何曜日にしましょうかと相談し、用意したシートに書き込んで見せました。I like chickenと言った子どもに、You’re a fox!と言うととても楽しかったらしく、次の発言の最初にI’m a fox.と言って笑いました。限られた英語でもジョークを言おうとする明るい性格が伝わってきました。途中から入室した6歳の子どもも好きな食べ物を言い、どの曜日にするか選びました。「英語で」授業を受ける低学年の子どもたち、立派です。出来上がった歌は次の通りです。
7. Word Scrabble
曜日の文字をバラバラに見せて何曜日か当てるクイズをスライドで作りました。今までどんなに話しかけても首を振るだけで声を出したことがない子どもが積極的に答えたことに驚きました。よく通る良い声でした。確認で話しかけると、再度ちゃんと曜日を言いました。この子どもには、このアクティビティの方法がドンピシャだったようなので、別のカテゴリーの単語でも同様のスライドを作ってみようと思います。
8. Cookie’s Week: キーワードの最初の文字だけを見せて、考えさせながら読み進む。
彩子先生が読み進めました。子どもはどんどん答えていました。いつものフォニックスの代わりでしたが、曜日の最初の文字だけを見せて読み進むので、フォニックスの学習になっていたと思います。彩子先生が、「いつものフォニックスとは違うけれど、いつものようにミュートを外して良いし、フォニックスのアクティビティと同じですよ」と学習の目標をきちんと説明してくださったのは、とても効果的でした。そして、「一緒に読みましょう。手伝ってね。隠れている単語を考えて教えてね。」と告げて読み進みました。9. Good-bye Song
今日は、子どもたちの人数、顔ぶれ、レベルと授業計画が適合していたのだと思います。ウクライナの子どもは英語力が高いのは、passive vocabulary(聞いてわかる語彙)が大きいからだと思います。曜日や数のように、何度も繰り返して練習する必要がある語彙は、今日のように授業の焦点を絞って、違う角度からのアクティビティで繰り返し提示するのが効果があるのだと実感しました。
上記の気づきを、来週のレッスンプラン作成に反映させたいと思います。