ウクライナの子どものためのオンライン授業163回目を振り返ります。
Date: October 7th, 2025, 10:00 Kyiv Time
Description: The Gingerbread Man
The Gingerbread Manは以前読んだことがありますが、参加する子どもの顔ぶれが入れ替わっていますから再度取り上げました。英語圏の有名な伝承話を教えておきたいのです。今回は有料教材サイトでダウンロードしたe-bookを使いました。
伝承話の有名な「決まり文句」は、新聞の見出しや、会話でのちょっとした言及に現れます。例えば、映画のタイトル「All the President’s Men」は、マザーグースのHumpty Dumptyを知っていると、誰も大統領を助けることができなかった、と即座にわかります。
All the king’s horses and all the king’s men
Couldn’t put Humpty together again.
The Gingerbread Manでは「Run, run, as fast as you can. You can’t catch me. I’m the Gingerbread Man.」が繰り返されます。古い映画ですが、レオナルド・ディカプリオの「Catch Me If You Can」はタイトルを読むとThe Gingerbread Manのストーリーが頭に浮かび、主人公が必死に逃げるストーリーとわかり、逃げ切るかどうか気になったものです。
この日読んだe-bookでは、The Gingerbread Manを追いかけるのはおじいさんとおばあさん、ネコ、イヌ、オンドリ、ブタ、ウシ、🐎、少年、少女と大勢です。最後にThe Gingerbread Manをパクリと食べるのはキツネです。
今日も終わりがけ15分から20分という時点で入室した子どもに事情を尋ねると、学校のオンライン授業が9時55分から10時40分なので、終わると絵本の授業に来るのだそうです。I never miss it!とニコニコ話してくれるので嬉しくなります。
2025年10月7日
The Gingerbread Man
1. Greetings
2. Good morning song.
3. Date. Day. 12 Months in E/UA.
途中で退室するスケジュールの子どもに当てて読んでもらいました。ウクライナ語の曜日・月名は、発音が難しいですが、火曜日と10月を言ってみました。ウクライナ語は子音が多く、イントネーションはイタリア語みたいです。
4. Review Opposites
smileとfrownが難しかったようでした。
5. Pre-Reading: how much of the story do you know?
A-Wの絵本を見せて、このお話を知っている人は?と聞くと手を挙げたのは数人でした。そこで、彩子先生と二人でストーリーを簡単に言って聞かせました。また、「KOLOBOK」というウクライナの伝承話で丸いパンが逃げ出して最後にキツネに食べられる絵本を見せて、このお話に似ています、と話しました。
6. Read: The Gingerbread Man
読みたい子どもが10人くらいいました。「今日は長いお話でページが多いから全員に当てます」と言うと安心して自分の番を待つ子どもに感心します。英語力のある子どもに「… and she joined in the chase.」の意味を理解しているか問うと「She started running after the Gingerbread Man.」と見事に答えました。こういう子どもには、当てた時に自由に話す時間を提供するようにします。
7: Sing: Where’s Ayako?
8: Phonics: words from the story
gingerbread, oven, cat, dog, cockerel, pig, cow, horse, river, fox
彩子先生は、動物の啼き声を日本語と英語で聞かせてヒントを出しました。
8. Good-bye Song