古稀日記 2025年11月17日 【bears】

我が家の玄関から歩いて2分、スキップすれば1分のところに信金バンクがあります。激チカの信金に今日中村屋の後援会年会費振込に行きましたら、入り口のドアが手動になっていて、熊よけの匂い袋が下げてあります。しかし、ATMを使うために入った人が閉めなかったようで、ひと一人入れるくらいの開けっぱなしでした。貼り紙は半分ぺらっと落ちそうだし、緊張感少なめ。貼り紙をよく読むと11月5日から手動にしたとのこと。ふうむ。そういえば、11月3日に隣接地区で会社の玄関ドアガラスが割られ、熊の足跡と血痕があったのでした。

この会社は我が家から1.6kmの地点です。仲良しのカメ友が「クマは時速40~50キロで走ると言われていますので、わずが2分で外山家の玄関まで来てしまう!」と心配してくださいました。確かに。。。

毎日「クマが出たかしら」と三条市の熊情報をチェックするようになりました。じわじわと市内に近づいているので、怖いことです。三条市のクマ情報は、痕跡が発見されたという内容が続いていましたが、目撃情報もあがるようになりました。先日は10数キロ北東の田上町で親子のクマ3匹が捕獲・駆除されました。

人の住む村や町に出てくるのは、食べものを探してのことですから、よほど空腹なのでしょう。岩手大学の山内貴義先生は、常に冷静でファクトに基づいた解説をされるので、この方が出演するニュースはよく見て聞くようにしています。山の木の実が凶作で、それでも少しある食べ物は大きくて強いオスに独占され、子連れのメスや若いクマが里に降りてくる。そういえば、ニュースで「駆除」されたのは親子や子グマが多い。また、山内先生は、クマがガラスドアを突き破ったニュースを「これは攻撃の突進ではなくて、何かに驚き怖くて暗いところに逃げようとして、認識できないガラスドアにぶち当たってしまったのだ」と分析されました。

クマは知能が高く、記憶力も良いそうです。ガラスドアを理解してしまったらどうなるのでしょう。恐ろしや。人の住むところに出てきた個体を駆除するだけでなく、生息数のコントロール・野生動物と人間の住み分けなど、長期的な政策が必要だと思います。

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