ウクライナの子どものためのオンライン授業173回目を振り返ります。
Date: December 16th, 2025, 10:00 Kyiv Time
Description: The Wounded Lion

2025年12月16日
先週に続きprinceのお話を読みました。The Wounded Lionはスペインの伝承話で、ペットのライオンが成獣になったので森に帰し、自分も帰れなくなった王子のストーリーです。ライオンつながりでイソップのThe Lion and the Mouseも読みました。
いつものように子どもの入退室があり、20数人の参加が終了時には10人になっていました。
子どもたちは「読みたい!」「話したい!」と積極的に手を挙げます。元気なのは良いことですが、他の子どもと話している時もどんどん割り込むことがあります。「Could you wait? I’m speaking with AAA.」のように言うと瞬時で良い子になります。戦時下で対面授業の経験が少なく、他の人と協同学習する指導を受けたことが少ないのかと推察します。
低学年の子どもも、高学年の子どもも、自分の持っている英語をフルに使ってどんどん話します。絵本にMissingという単語があり、音読した子どもに「Can you explain MISSING to younger students?」と投げかけるとウンウン考えて「People lost him.」と答えたので感心しました。大いに褒めました。
よくできる子どもでも、不規則変化の動詞などのイレギュラーなスペリングの単語が読めません。話す力と釣り合わないエラーやほころびが見られます。系統立てた授業を受けないで自学自習をしているためでしょうか。対面の学校で授業を受けられずオンライン学習がメインである状況がが続くと大きなロスにつながると危惧します。
戦争はまだまだ終わりそうになく、毎週楽しみにオンライン授業に参加する子どもたちの力を少しでも伸ばすにはどうしたら良いか考え続けます。
この日の授業は、時間配分のために、子どもの発言・音読の合間に彩子先生と私が感想を話し合ったり、音読を分担したりしました。二人の先生が英語で対話するのを聞くことが、授業内容の理解を助け、子どもたちの学びになりますように。
1. Greetings
2. Good morning song.
3. Date. Day. 12 months in E/UA.
4. Word Search: names of Santa’s reindeer
5. Read: The Lion and the Mouse
6. Read: The Wounded Lion
7: Phonics: words that start with “l”
8. Good-bye Song