【Teaching Colors #6】Sing a Rainbow

How many colors does a rainbow have? (虹は何色?)と聞かれたら、私たちは Seven.(7色)と答えますよね。渋谷徹さんは著書「ダメな英語活動・よい英語活動」で、次のような授業を提案しました。(私はこの著書を敬和学園大学の児童英語教育概論のメインテキストとして数年間活用しました。)

“ほとんどの子どもたちが “Seven.”と答えてくる。黒板に日本の国旗を貼りながら次のように言う。”This is the national flag of Japan. In Japan most pople think a rainbow has seven colors.” 日本の国旗の横に「7」と書き、続いてアメリカの国旗を提示する。”What country’s flag is this? This is the national flag of America. How many colors do they think a rainbow has in America?” こう問われるからには、日本と違うのだろうと考え、子どもたちはさまざまな答えを言ってくる。そして、正解も出る。”In America some people think a rainbow has six colors.” アメリカでは、6色と考える人もいれば、7色と考える人もいるようである。このあと、ドイツ、ロシアについても同様に尋ねて行く。ドイツでは5色、ロシアでは4色と考えられていることを教えると、子どもたちは驚く。”

渋谷徹さんは、当然と思われていることを問い直し、他教科関連のコンテンツを英語で学ぶ状況を作ります。高学年の子どもが夢中になる授業を作る名人(マイスター)で、ぼ~っと生きている部類の私は何度もびっくり仰天しました。国によって(文化によって)色を表す言語は異なり、同じ自然現象を見てもその色の認識に差異があります。

さて、件名のSing a Rainbowは歌のタイトルです。 虹は7色という前提で、7色を歌で学習します。 私は子どものMusic Smartを活躍させる授業が大好きです。Sing a Rainbowという歌で、音源はYouTubeを活用しましょう。

Red and yellow and pink and green

Purple and orange and blue

I can sing a rainbow

Sing a rainbow

Sing a rainbow too.

blueとtooが韻を踏んでいることに注目するとすぐに覚えることができます。次のようなワークシートを配布して、色塗りをさせます。

方法は2つあります。

A: 好きなように塗らせる。

B: What color is number one?のように問いかけ、自然界の中の虹の色の順に塗らせる。

A方式にすると、歌に出てくる順に塗る子どももいれば、自然界の虹の順序を一所懸命思い出して塗る子どもはいるでしょう。B方式(渋谷チコ徹方式)の場合は、purpleではなくindigoまたはvioletという色名を教えると良いでしょう。

色の名前は I like (red).のように簡単にセンテンスの発話につなげることができます。I like (color). It’s a rainbow.と発話するグループワークを作成しました。ダウンロードして活用してください。