古稀日記 4月8日 【We are all friends.】

春らしい日が続き、スーパーに小粒の苺が割安で出るようになりました。見つけると4パック買ってプリザーブ(ジャムと違い、苺の姿のまま煮る)を作ります。重量の半分強の砂糖を加えて煮ながら、「美味しくなれ、美味しくなれ」と心の中で唱えつつ、アクを取ります。「一体どれだけアクが出るのだ!」と思っていると、あら不思議、シロップが濃い赤になって透き通ってきます。火を止めてレモンの絞り汁を加え、かき混ぜます。朝食のヨーグルト(無糖)に少し添えて食します。うんまいの、これが。

これが4パック。右は一昨日作った3パック分のプリザーブ。

さて、昨日と一昨日は、クニ画伯が英語紙しばいをウクライナの子どもたちに披露しました。

zoom画面に映るMaxの後ろ姿。良いですね〜!

紙芝居というメディアは、絵本とは異なり、絵を引き抜きながら次の絵を予測させたりして、英語教材としても効果が大きい。10年ほど前、小学校の現場で先生だったクニ画伯が「英語紙しばいを作りたい。」と言われ、お手伝いをしました。紙しばいのメインキャラクターのMaxという名前は私の発案でした。親しみやすい名前にして良かった~!と思います。

紙しばいの後は、敬和学園大学の大岩彩子准教授が担当し、9歳の息子さん凪くん(はい、凪画伯と同じ名前です)のウクライナ応援プロジェクトを写真と動画入りのストーリーにまとめて発表しました。凪くんは、行動派です。ロシアのウクライナ侵攻が始まって、何か自分にできることはないかと考え、応援缶バッジを作り、イベントで販売しています。発表の最後に「みんな友だち」という日本語を教え、子どもたち全員で言いました。

授業終わりに、ウクライナの子どもたちが次々に手を挙げ、ミュートを外して発言したり質問したりしました。ウクライナの子どもたちの英語は立派です。中学生くらいかと見える少年が「Thank you for your support and attention.」その他にも「Have you ever visited Ukraine?」とか「How far is Niigata from Tokyo?」とか、ほんとうに興味を持って、的確な英語を使っていました。こういう子どもたちが戦争で教育の機会を奪われてはなりません。

このウクライナの子ども支援のオンライン授業は、「Smart Osvita」というNGOが、戦争が始まって4日目に立ち上げたプロジェクトです。いっときでも戦争のことを忘れさせるために協力を呼びかけるとウクライナ全国から300人の先生方が応募しました。さらにインターナショナルコミュニティーに呼びかけると、カナダ、イギリス、日本、イタリア、ポーランド、ルーマニアなどの国々から90人以上の先生が応募しました。

連日告知される授業の時間割に、日本人の先生が何人もいらっしゃるのを見ると、嬉しくなります。

コメント (2)
  1.  坂井邦晃 より:

    節子さま、ウクライナへの授業へのご指導、サポートありがとうございました。
    このような形で、ウクライナの子供達に支援でき、紙芝居を作ってきて、本当によかったと思います。
    節子さんの名付けたMaxのファンが、世界に広がります。 感謝です。

    これからは、可能な範囲で、定期的に曜日と時間を決めて提案しようと思ってます。
    息の長い支援を心がけます。

  2. 外山節子 より:

    クニさま、コメントをありがとうございます。私も息切れしないように、定期的に支援授業を続けたいと思っています。よろしくお願いいたします。

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