【Teaching Children Online #9】6月2日 オンライン授業

ウクライナの子どもたちとのオンライン授業9回目を振り返ります。

Oxford Reading Tree (ORT)のThe Wobbly Toothは、乳歯が抜ける低学年にぴったりの絵本です。日本では6月4日が虫歯予防デーなので、この時期にThe Wobbly Toothを読んで、歯磨きを推奨するのは自然です。藤沢京美先生とteam teachingをしていた頃、The Wobbly Toothに登場するtooth fairyが子どもに大人気だったことを思い出しました。ウクライナの子どもにも読んであげたいなあ。まずは、NPOのスタッフにメールでウクライナでのtooth fairyの認識について尋ねると「Most of our kids know about a Tooth Fairy. Maybe not all (I think, in religious families there is no such fairy tale)」という返信でした。

5月31日の授業内容は「 Do you have a wobbly tooth? We will read “The Wobbly Tooth”, a story about a boy and a tooth fairy. We will sing “Brush Your Teeth Song” so bring your toothbrush! If time allows, we will review the alphabet.」と案内を出しました。

歯の模型、歯ブラシ、絵本、プライヤー、絵カード

5月31日 オンライン授業 The Wobbly Tooth

1)Hi, everyone. I’m so happy to see you. I’m Setsuko. I’m your teacher today.  ヤ・ヴクラダーチ。I’m in Japan. ヤポーニヤ。This is my name.と節子の文字を見せる。You have two teachers today. Setsuko and Ayako. と彩子の文字を見せる。彩子先生が子どもに話しかける。It’s cloudy in Japan. と言い、絵カードを貼ったウチワを見せる。cloudy, rainyを見せる。子どもたちはIt’s cloudy! It’s rainy.と現地の天気を教えてくれた。異なった地域から参加しているようだ。

2)Good morning song.

3)Today we will talk about teeth. Did you bring your toothbrush?  A tooth/teethの絵カードを見せる。子どもは素直に復唱していた。Do you have a wobbly tooth? A wobbly tooth moves.と歯に指を当てて見せる。What do you do when you lose a tooth? In Japan we throw the tooth on the roof.と言って、厚紙で作った歯を投げて見せた。In England they put the tooth under the pillow.と言って枕に頭をつけて厚紙の歯を隠した。Then a tooth fairy gives you money.と言って、枕の下から500円玉を取り出して見せた。

4)画面共有してkeynoteプレゼンを見せた。屋根の上に歯を投げる日本の子どもの絵、枕を抱えてtooth fairyを待つイギリスの子どもの絵を見せた。歯を投げる放物線をゆっくりワイプで見せたのは効果があったようだ。

5)対面なら絵を指さすところで、矢印を出現させて注目させる作りにした。また、視聴している子どもの設定によっては、プレゼンを見ながら、小さいウィンドウで私を見ることができるので、話して聞かせるだけでなく動作を見せながら進めた。例えば、”No!” said Kipper.と読んだらEveryone, do this with me.と言って手を押し出してNo!と言うのを見せた。

絵本に続き、藤沢京美学級での授業写真を見せ、These are Japanese children. They are six years old. They are 1st graders. 言うとJapanese school?と大きな声で聞く子どもがいた。興味津々のようだった。

この写真は絵本のどのページを読んで、キッパーのどんな動作を真似しているか問いかけ、正解を見せ、全員で動作をしてOuch!と言った。

6)画面共有を解除し、実際の絵本を見せ、どのページが楽しかったか問いかけた。こう言うやり取りはオンラインではなかなかスムーズにいかないので反応がすぐになければ、こちらからページを見せて、ここかな?これかな?きっとこれだね。と言う話し掛けをする。紙の絵本を見てデジタルで見たことを振り返ればよい。

7)Now, how many teeth do you have? Do you know? 絵本のフォローアップのアクティビティに切り替える。 ここで、モデレーターのAさんと彩子先生に問いかけた。大人の二人の反応を見聞きする子どで、子どもたちは今は歯の数を数えているのだとわかった。画面共有し、キーノートを見せて、クイズを進めた。子どもの口元の写真と、10と20の数字を提示。

How many teeth do you have? 10に矢印出現。Ten? 矢印非表示。20に矢印出現。Twenty? 矢印非表示。Tenと言う子どももいたが、Twentyと連呼する子どももいた。みんな発言した。Okay, the answer is…と言って、20に赤丸をワイプで出現させた。You have twenty milk teeth. You can call them baby teeth.と説明すると、すぐに繰り返す子どももいた。このあと、大人、ゴリラ、ネズミ、犬、猫、ライオン、象、イルカと続け、最後に子どもの口元を見せてIt’s a test!子どもたちが正解したのでYou passed the test!と褒めた。このプレゼンテーションは藤沢京美先生が作られたものに動物を追加し、オンライン授業のために答えを2択にし、矢印と赤丸のアニメーションを加えた。

8)キーノートの最終ページにBrush your teeth!と提示してある。画面共有を解除して、歯の模型と歯ブラシを見せ、歯ブラシを見せながら歌った。Frere Jacquesのメロディーで、Brush your teeth. Every day. Up and down. Back and orth.と3番まで歌った。

9)ここまでで40分経過した。アルファベット表を見せて、アルファベットチャンツをした。今日の授業のtoothは、Ttで始まる、と教えた。

10)Good-bye song. 

How many teeth?のプレゼンテーションをダウンロードしてご覧ください。Keynoteとパワーポイントの両方あります。

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