古稀日記 2023年4月5日 【the new president】

昨日は愛子先生の学長就任式でした。毎週火曜日のウクライナのオンライン授業をお休みして、就任式に出席しました。新学年度開始前で学生がいないキャンパスは静かでした。3年ぶりですが、満開の桜を見ると、毎週出講していた頃にタイムマシンで戻ったようでした。

敬和学園大学は1991年開学のキリスト教大学です。リベラルアーツを推進し、敬和といえば英語という評判になるほど英語教育にも力を入れての開学でした。教授陣には同志社大学の先生方を招聘して始まりましたから、初代学長は同志社大学の北垣宗治先生でした。愛子先生は、5代目学長で、初の女性、初の敬和はえぬきです。最初に学長になられることをお聞きしたのは昨年のことで、まずは「たいへんだ」と口走ってしまいました。その晩、ひーさんに「愛子先生が学長になる」と告げると、「たいへんだ」!一心太助じゃないけれど、「てーへんだ!」

学長は、教育を実現するための運営・経営を率いる役職です。教えること、研究することが大好きな愛子先生が、世間の荒波に向かっていくのかと思うと、心配が先に立ちました。しかし、敬和はえぬきの女性教授が学長になることは、学生にとって絶対に良いことだという確信を持っています。そして、愛子先生は、強い心をお持ちです。

就任式はキリスト教の式で、全員で賛美歌を歌い、聖書が読まれ、勧告、祈祷、誓約、任職の辞、説教、祈祷、と厳粛な空気の中で執り行われました。

愛子先生の就任の挨拶は、学長になるというコーリング「召命」を身に引き受ける決意を話されました。迷いを捨て、恐れを持たないためには愛を持つと宣言されました。キリストを背負い川を渡したクリストフォロスのお話をされました。小さい大学だからこそ小回りが利きできることを進めて学生の成長に寄与したいと言われました。

参列者は基督教団の方々、敬和学園大学を支援する地元団体の方々、現職の教職員、そして敬和を離れた教職員が混在していました。就任式後の茶話会は、ちょっとしたOG(&現役)の同窓会のようでした。

ひーさんは愛子応援団長で〜す!私はマスクを耳にかけたままでダメダメ(^ ^)。

コメント (6)
  1. えの字 より:

    以前、節子先生より敬和学園大学人文社会科学研究所年報No.15を頂戴し、【共同研究報告1】~『演劇的手法を用いた総合的なコミュニケーション能力を高める授業の実践と開発』を拝読。共同研究者の中に愛子先生のお名前が。学長というお立場は重責とお察しいたしますが、敬和学園大学のご発展と愛子先生のご健勝をお祈りいたします。

  2. 外山節子 より:

    えの字〜!コメントをありがとうございます。そうなんです。私は「客員教授」という身分を頂戴する非常勤講師だったのですが、共同研究のお仲間に入れて頂いたのです。何度か会議をし、夜は女子会を開催し、かけがいの無い経験でした。研究報告としてまとめることができたコンテンツは、今ウクライナのオンライン授業で生きています。

    えの字の御心のこもったコメントを愛子学長にお届けいたしまする〜!

    節子

  3. Aiko より:

    えの字さん、ありがとうございます!そのようなことまで覚えてくださっていたとは。共同研究は楽しかったですね。えの字さんの温かいお言葉に心から感謝いたします!これからもよろしくお願い致します。

  4. 外山節子 より:

    愛子先生〜!コメントをありがとうございます。

    共同研究は、本当に楽しかったですね。1匹ウサギの私には、かけがいの無い経験でした。感謝、多謝、平伏!

    古稀日記読者は、全員愛子新学長の応援団です。フレーフレー!

    節子

  5. ぴろこ より:

    愛子先生、学長就任おめでとうございます。
    いつも優しく、笑顔で接してくださる愛子先生。節子先生の講義やセミナーで、数年にわたって、いろいろとお世話になりました。その節は本当にありがとうございました。学長というお立場は、とても大変かとお察しします。どうぞお身体に気をつけて、ご活躍ください!

  6. 外山節子 より:

    ぴろこさま、コメントをありがとうございます。愛子先生の学長就任をお祝いくださいまして、ありがとうございます。任期4年の大航海の安全を、一緒にお祈りしてくださいませ。

    節子

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